コラム
人事評価を数字で決めるには|評価項目を定量化する4つの条件
「評価が上司の好みで決まる」という不満の多くは、評価項目があいまいなことから生まれます。この記事では、あいまいな評価項目を、誰がつけても同じ点になる評価項目に置きかえる方法を紹介します。
あいまいな評価項目が生む不公平
「積極性がある」「報連相ができる」といった項目は、上司によって受け取り方が違います。同じ行動をしても、上司が見ていたかどうかで点が変わり、本人は何を直せばよいか分かりません。
評価項目を数字にする4つの条件
評価項目を数字にするには、次の4つを決めます。1つでも決まっていないと、結局は印象で点がつきます。
- 何を数えるか(例:2回目のご来店の割合)
- データはどこから来るか(例:お客様カルテ)
- 誰が・いつ入力するか(例:スタッフが日報で毎日)
- 何点なら何ランクか(例:20%以上でCランクの条件)
置きかえの例
| あいまいな項目 | 数字にした項目(例) |
|---|---|
| 報連相ができる | 日報の当日提出率、トラブル報告の当日報告率 |
| お客様を大切にしている | 担当のお客様の2回目来店率 |
| 後輩の面倒をよく見る | 担当した新人が業務一覧の項目に合格するまでの日数 |
| 勉強熱心 | 研修動画の受講数とテスト合格数 |
| 安全に気をつけている | ヒヤリハットの報告件数(報告すること自体を評価) |
| 職場をよくしようとしている | 改善提案の数と、実行された数 |
結果と行動をセットで見る
売上や来店率のような「結果」だけで評価すると、担当や時期の運に左右されます。そこで、結果につながる「行動」の指標も一緒に見ます。たとえば「2回目来店率(結果)」と「次回予約のご案内率(行動)」をセットにすると、結果が出る前から頑張りが評価され、頑張る方向もそろいます。
数字にしないほうがよいもの
経営理念や行動指針への共感のように、数字にすると意味が薄れるものもあります。こうしたものは点数ではなく、面談で本人と話し合い、具体的な行動の例を確かめる形にします。すべてを数字にするのではなく、「数字で決めるもの」と「対話で確かめるもの」を分けることが大切です。
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