コラム
人事評価の面談のやり方|部下が前向きになる進め方と伝え方
評価制度をつくっても、面談がうまくいかないと、社員は「評価された」ではなく「点をつけられた」と感じてしまいます。この記事では、部下が前向きになり、次の行動が決まる面談の進め方を紹介します。
面談が「結果を伝えるだけ」になっていないか
よくあるのは、上司が評価の結果を読み上げ、部下は黙って聞いて終わる面談です。これでは、部下は何を直せばよいかが分からず、上司も部下の考えを知ることができません。
面談の目的は、今の状態を2人で確かめて、次の期間に何をするかを本人が決めることです。話す時間は、上司より部下のほうが長いくらいがちょうどよいと考えてください。
面談の前に準備すること
- 本人の自己評価:面談の数日前までに、本人にも同じ基準で評価してもらいます
- 数字の記録:評価項目の数字(提出率・来店率など)を、期間の分だけそろえておきます
- 良かった場面を2〜3つ:具体的な日付や出来事で言えるように、メモしておきます
- 伸ばしてほしいことを1つ:たくさん伝えると、どれも残りません。いちばん大事な1つに絞ります
面談の流れ(30分の例)
| 時間 | すること | ポイント |
|---|---|---|
| 0〜5分 | はじめのひとこと | 面談の目的が「次に何をするかを一緒に決めること」だと伝える |
| 5〜12分 | 本人の自己評価を聞く | まず本人に話してもらう。上司は途中で否定しない |
| 12〜20分 | 上司の評価と、ずれの確認 | 数字と具体的な場面で伝える。自己評価と違うところを話し合う |
| 20〜27分 | 次の目標と行動を決める | 本人の言葉で、数えられる行動を1〜3つ決める |
| 27〜30分 | まとめ | 決めたことを読み上げて確かめ、次のふり返りの日を決める |
伝え方のポイント
- 人ではなく、行動と数字について話す:「やる気がない」ではなく、「今月は日報の提出が20日中12日だった」と伝えます
- 良かったことを先に、具体的に:「よく頑張った」より「◯日のお客様対応で、次回のご予約までつなげてくれた」のほうが伝わります
- 答えを言う前に、質問する:「どうすればできそうか」「何があればできるか」を本人に聞きます
- 決めつけない:数字が下がった理由は、本人の努力だけでなく、担当や仕組みの問題のこともあります
面談のあとにすること
面談で決めた行動は、記録に残して、毎月のふり返りで確かめます。半年に1回の面談だけでは、決めたことを忘れてしまいます。月に1回、10分でもよいので、決めた行動ができているかを一緒に確かめると、次の評価面談がずっと楽になります。
HAGUKUMIでは、自己評価・上司の評価・面談の記録・毎月のふり返りを、スマホで入力できる運用システムにまとめ、上司が画面1つで確認できるようにしています。評価項目の決め方は評価項目を数字にする方法をご覧ください。
面談をする上司向けの「評価者研修」も行っています。評価の目線をそろえる練習から始めると、面談の質が上がります。
自社に合う評価制度を、一緒に考えませんか
今の評価シートや給与表があれば、それを生かして整えます。LINEで「相談」と送っていただくと、60分の無料相談のご案内をお送りします。